影の呟き

影さんの小説を主に飾るブログです。

小説

ナイツロード外伝『大型魔竜大征伐 —音の女騎士と殲剣の邂逅—』その壱

□◾︎□◾︎ 「はい。確認しました。ようこそ『都市ガリュメラ』へ」 私(わたくし)は、多くの島からなるリーベルタース界陸の北西部に位置する城壁都市『ガリュメラ市』に来ていた。正確には私一人ではなく武器商人の護衛として雇われ同行した形だ。目的地が同…

『零影小説合作』第十五話〝未練の鼻歌〟

どうもお久しぶりです。影さんです。 メチャクソ久しぶりの更新です。 最後の更新から二年近く経っていますね。 その間にやったことといえばオフ会とフィリアスさんの設定を考えるのと棒バト合作ばっかりやってたとかそんな印象ですね。 ……フィリアスさんの…

『零影小説合作』第十四話〝億万の星空〟

主人公のラッキースケベって物語ではもうお約束ですよね。 □◽︎□◽︎ ☆ 「ふふ〜ん」 よほど機嫌がいいのか、少女は地平線まで続く木と草の真ん中にある一本道を、前進しながら器量な鼻歌を披露する。 エノはそれを微笑で見つめ、アーサーは鋭い眼光を放ちなが…

『零影小説合作』第十三話〝善意の笑み〟

一章より文字数が増えて安定し始めてる気がする。 自分は同じような表現を何度も使う癖があるのかもしれない。直していかなければ。□◽︎□◽︎☆ 賑やかだった食堂は一気に消沈した。 客は、岩の様に固まり出し唐突なことに動転している。「あの輩たちは……」 ズカ…

『零影小説合作』第十二話〝理想の道程〟

お久しぶりです。影さんです。 三日間フィリピンの首都、マニラにて通訳案内士として派遣されてました。 KADOKAWAとはてなの新しい小説投稿サイトに向けて、ちょっとした物語を書こうと思ってます。 新しい小説投稿サイトで「白紙マニュアル」という…

『零影小説合作』第十一話〝理の糸口〟

二章の始まりです。ゼロ君張り切り過ぎてゼロ君のパートがかなり長くなりました。 それに比べて私のパートはかなり短くなりました。 許してくださいなんでもしますか以下略。 そういえばですが、二章に入りました。ということでサブタイトルが『○○の□□』とい…

『零影小説合作』第十話〝険悪と成長の日々〟

どうやら私はフラグや伏線を描写に入れるというのが苦手なようです。 これから鍛えていかなければ。□◽︎□◽︎☆ あれから三週間という日が流れた。 合宿は終わり、それからも厳しい鍛錬の日々。 それを見事に耐え抜いたジーク達の顔は、しっかりと引き締まり、一…

『零影小説合作』第九話〝発露と合宿〟

お別れ会の回みたいなもんどす。 次の更新はもしかしたら時間が経つかもしれません。 ではどうぞ。□◽︎□◽︎☆「エノ」「アー、サー?」 エノは近寄ってきたアーサーの目を、俯いていた顔を上げてつぶらな瞳で返した。 まだまだ幼さが残っているのだろうか。 無…

『零影小説合作』第八話〝助勢と沈黙〟

今回は今後に大きく影響する回なので、流石にゼロ君と色々話し合いましたね。 所謂、分岐点というかターニングポイントというか。分岐点を選ぶのは、アーサー君本人では無いんですがね。 そういえば、PVが100を越えました。有難う御座います。□◽︎□◽︎☆「…

『零影小説合作』第七話〝真否と危険〟

油断した時が危ない的な台詞って、大体強キャラが発しますよね。 今回は言われる前に危険が彷徨って来たようです。 □◽︎□◽︎ ☆ エノ、不思議な少女だ。 見ているだけで落ち着くし、何故か自然と見惚れてしまう。 声もまるで、小鳥の囀りか白色透明のように透き…

『零影小説合作』第六話〝未開と決定〟

いよいよヒロイン登場ですね。 これからどのように物語に絡むか気になります。☆ クレム先生が道端で倒れていたという一人の女の子を拾ってきた。 夜空を思わせるかのような暗く青い髪をした不思議な少女。 一見、大人しそうにも見えるが、なにか曖昧な力とい…

『零影小説合作』第五話〝真意と少女〟

熱で寝込む少女っていいですよね。なんかそそるものがあります。 五回裏です。どうぞ。□◽︎□◽︎ ☆ 生前、こんなことを考えていた。 森とはどんな場所であり、どんな生き物たちが住む楽園なのだろう。 戦の最中で見るのは、森が焼け野原になり居場所を失い途方…

『零影小説合作』第四話〝進撃と鍛錬〟

※改訂版です。 誤字や私(影星)とゼロ君による呼称の違い、あとは不自然と思われる表現を一部直しました。□◽︎□◽︎☆ 眩しい太陽の光が目を刺激する。 小鳥たちが交互に飛びあい、家畜の鶏が合図のように鳴り響く。 朝だ。 人生に何回も経験しているというのにな…

『零影小説合作』第三話〝不明と優しさ〟

※改訂版です。 誤字や私(影星)とゼロ君による呼称の違い、あとは不自然と思われる表現を一部直しました。□◽︎□◽︎☆ ——お前は生まれるべきではなかった。 頭の中で一筋の声が反響する。 それは無慈悲であり、人ならざる者の声でもある。 〝それ〟は血泥にまみれ…

『零影小説合作』第二話〝真実と金髪の少年〟

※改訂版です。 誤字や私(影星)とゼロ君による呼称の違い、あとは不自然と思われる表現を一部直しました。□◽︎□◽︎☆ 少年達に連れられるがまま連れてこられたのは、一つの村だった。 さほど大きな村ではない。 だが、何かの侵入を阻むかのように周りには山々が…

『零影小説合作』第一話〝転生と始動〟

ゼロ君こと空白のゼロ氏と私、影星(カゲホシ)による、行き当たりばったりな共同小説物語です。 空白のゼロ氏が前半を書き、後半を私が書くことで一話出来上がります。 前記通り、完全行き当たりばったりです。お互い設定の擦り合わせすらしてません。 設定を…